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いぼ

いぼとは

通称「イボ」とは、加齢に伴ってできる老人性イボと、ウイルス感染によってできるウイルス性イボと大きく分けて二種類あります。
老人性イボはおおむね40歳を越えるころから顔、首、腋などに表面が色素沈着した黒っぽい小さい隆起ができてきます。摩擦を受ける部位や紫外線を多く受ける顔面に多発する傾向があるのが特徴で、感染性は無いので他人に伝染するものではありません。軟性線維腫、脂漏性角化症がこれに相当します。稀に悪性な場合があるので、積極的な受診でのご相談をおすすめいたします。
一方、ウイルス性イボの場合、ウイルスの種類によって症状が異なりますが、手・足に多くできる傾向のある尋常性疣贅があります。表面が比較的硬く、円形ドーム状に隆起したおできとして自覚することが特徴です。足底のウイルス性イボは足底疣贅といって、円形に陥没したり、何個も敷石状に広がったりすることもあります。時に痛みを伴うので魚の目と誤認することが高く、治療の対象とは考えないことが多いので放置されやすい部位です。子供の足底の魚の目の治療希望の方がこの足底疣贅であることを多く経験します。顔や首にできると先端がとがった角のようにみえるものもあります。取り除こうとして削ると、本来出血しない皮膚の浅いところにもイボの栄養血管が発達していますので出血することがあり、他の部位に拡大したりするのでいじらないことが大切です。ウイル性イボには通称「水イボ」といわれる伝染性軟属腫も含まれますが、この疾患に関しては小児疾患の項目で別に詳述します。
ウイルス性イボはウイルス感染症ですので、自分の他の部位にも他人(特に家族内発生)にも伝染します。数がふえ、また大きくなると治療は非常に難渋します。
自己判断せずに早めに当クリニックを受診することをお勧めします。

原因

  • 老人性イボの原因
    ごくありふれた良性腫瘍のひとつです。おおむね40歳を超えたあたりからでき、頻回なる摩擦などや、加齢、体質、紫外線暴露などが原因とされています。
  • ウイルス性イボの原因
    ウイルス性イボは、ヒトパピローマウイルスという病原体によっておこる感染症です。一般的に手指や足裏にできる場合が多いですが、全身のどこにでも発生します。ウイルス性イボは、病原体が目に見えないほどの小さな皮膚の傷から侵入し、数週間~数年間の潜伏期間を経て、目に見えるような大きさに成長して発生します。放置すると、徐々に大きくなり、他の皮膚に伝染してイボの数が増えることがあります。
    特殊なウイルス性イボとして「青年性扁平疣贅(せいねんせいへんぺいゆうぜい)」や尖圭コンジローマ(陰部にできる性感染症)などもあります。

治療法

老人性イボの軟性線維腫の場合は原則ピンセットによる液体窒素療法で冷凍凝固して治療します。通常10日前後で脱落しますので多くの方は1回で治療が終わります。レーザーで焼灼する治療をする場合もあります。老人性イボの脂漏性角化症の場合はサイズが小さい時には液体窒素療法やレーザー焼灼法を行いますが、大きい場合や部位によっては手術療法での摘除をお勧めすることもあります。
ウイルス性イボの場合は液体窒素療法(液体窒素を専用噴霧器でスプレーする)を7?10日毎に来院頂いて処置をします。必要に応じて器具を使ってイボ自体を削る処置を追加します。ウイルス性イボが多発する傾向がある場合、ヨクイニン内服を追加します。また、保険外治療としてオキサロール外用密封療法、モノクロロ酢酸塗布療法をお話しすることもあります。

注意点

  • イボが小さなうちに、老人性イボもウイルス性イボも早めに皮膚科を受診しましょう。
  • ウイルス性イボは外的刺激をするとその部位で大きくなったり他の部位にうつったりする傾向に転じることがあります。いじったりしないことが大事です。
  • ウイルス性イボは絆創膏等で覆う習慣があると、ふやかすことになり、その部位で大きくなる傾向があるので注意しましょう。
  • 手荒れがある場合は、手にウイルス性イボが広がりやすいため、保湿剤による手荒れの治療も同時に行いましょう。
  • 男性の顔にウイルス性イボができているときは、カミソリ使用によるヒゲ剃りでイボが広がることがあります。電気シェーバーでやさしくヒゲ剃りをしましょう。
  • 靴下などの洗濯物はあえて別にする必要はありません。
  • 液体窒素の治療で水ぶくれや血豆になることがありますが、多くの場合は問題ありません。気になるときにはいつでも受診してください。医師の指示通りに処置しましょう。
  • ウイルス性イボのある人は、よく自分の手でいじることでイボを他の部分に移していることがあります。 寝る前などに手を石けんなどで洗うとともに、いつも爪をきれいに切って、ひっかかないようにするなど、感染の予防を心掛けてください。

よくある質問

イボ治療後、再発の可能性はありますか?
ウイルス性のイボは感染性があり、増殖したり、他の部位に転移したりするものもあり、再発の可能性があります。再発する場合には再度治療が必要となります。
イボを自分で削ってしまった場合どうなりますか?
ウイルス性イボは自分でけずると毛細血管が発達していますので出血することがあり、その場合それが誘因で大きくなったり、他の部位に転移する可能性もありますので、自己判断でつぶそうとしたり、削ったりしないようにしてください。
治療にどのくらいの期間が必要ですか?
ウイルス性イボは多発すればその分治療期間が長くなります。手指では最低数回の液体窒素療法が必要です。特に日頃から外的刺激が無くなることの無い足底にあるイボは、治療が長期になることが多いので最低2ヶ月はかかりますと説明します。

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