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脂漏性湿疹

脂漏性湿疹とは

脂漏性湿疹とは、頭部や顔面に好発するフケ様の皮脂腺から分泌される皮脂が多くなっている状態で「脂漏性皮膚炎」とも呼ばれます。難治性でしばしば再発し、寒い時期やストレスがきっかけとなりやすい傾向があります。脂漏が生じ、それが紫外線やカビによって脂肪酸に分解されると皮膚炎が生じてしまいます。特に皮脂が出やすい頭皮や眉毛周囲、鼻の脇などいわゆるTゾーンと呼ばれる部位、皮膚の摩擦が生じやすいワキなどに出やすい症状です。ここで、カビとは皮膚常在菌のマラセチアだが、特定の人々で炎症を起こす原因は明確には特定されていません。
また、乳児の頭部、額に生じやすい乳児脂漏性湿疹は自然軽快するので区別されます。
パーキンソン病などの神経疾患、アルコール依存症、肥満につながる内分泌疾患でも高率に発症する

原因

脂漏性皮膚炎を発症・悪化させるものとしてカビの一種のマラセチア菌などが関係していることが報告されていますが、病原性の詳細は未解明です。この菌は普段から皮膚に存在する菌で脂を好みますが、脂漏性皮膚炎になると、この菌が異常に増える場合があることがわかっています。
特徴的な症状として「ふけ」が大量に出るという症状があります。ふけ自体は頭皮の老化した角質細胞がはがれ落ちるもので、生理的なものです。
しかし「ふけ」は体質的に皮脂の分泌の多い人がなりやすく、その多くは軽度の脂漏性皮膚炎であると考えられています。
ただ、「ふけ」の原因は、水虫菌が繁殖していたり、アトピー性皮膚炎、かぶれ、尋常性乾癬などほかの疾患が原因であったりする場合もあるので、皮膚科の受診をお勧めいたします。
人の皮脂の組成のうち、マラセチア菌が介在するとトリグリセリドの比率が35%から18%へと減少し、遊離脂肪酸が13%から32%へと増加し、抗真菌薬で治療するとこの組成は当初の比率へと戻る、言い換えると、マラセチア菌はトリグリセリドと飽和脂肪酸を消費して不飽和脂肪酸へと代謝している。

治療法

完治させる薬はないが、症状軽減の治療として急性症状はステロイド軟膏によく反応し、症状の鎮静を維持するために抗真菌薬やその成分が含有されているシャンプーを用いる。

注意点

  • 皮膚を清潔に保ちましょう。
    毎日入浴し、刺激の少ない石鹸やシャンプーで丁寧に優しく洗ってください。洗浄力が強すぎるものは逆に脂漏性湿疹を悪化させる原因となります。洗ったあとは保湿を心がけてください。
    特に頭皮に症状が出た場合、痒みが出ることが多いですが。患部を引っかかないようにしましょう。
    脂質や糖分の取りすぎも脂漏性湿疹を悪化させえる原因となります。バランスの良い食事を心がけましょう。
    肉体的精神的ストレスや過労、睡眠不足も症状を悪化させる要因となります。いつもより長く睡眠時間を取るようにしてください。

よくある質問

脂漏性湿疹は完治しますか?
完治する疾患です。炎症を抑える薬とカビが繁殖している場合は抗真菌剤を投与します。しかし、頭皮を洗いすぎたり、脂っこい食事やストレスなど慢性的な原因がある場合があったりすると、再発することがあります。
髪の洗い方で注意することはありますか?
基本的に頭皮を清潔に保つことが重要なので、シャンプーやコンディショナーのすすぎ不足を見直してください。また大部分の方は一般的に強く洗いすぎる傾向があるので、頭皮を指で強くこする等はやめてください。

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