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じんましん

「じんましん」とは

じんましん(じんま疹)は、突然皮膚が赤く痒くなって、ぶくぶくとミミズ腫れのように盛り上がり、数時間で出たり引いたりをくりかえす皮膚病です。楕円形、線状、花びら状、地図状などと表現されるように様々な形で現れますが、形によって原因が違う訳ではありません。
突然発症して10日前後で軽快するものを急性じんま疹、1ヶ月以上症状が続くものを慢性じんま疹といいますが、場合によっては数年以上続く場合もあります。

原因

原因は多くの場合不明ですが、食べ物や、薬のアレルギー、風邪などのウイルス性感染症や溶連菌などの細菌感染症、肝臓病、膠原病、寒さ・暑さ、日光、運動、ストレスなど誘因は様々で、問診をした初めて判明する事が多い傾向にあります。普段は問題なく食べられる食材でもたまたま体調が悪いときに食べて「じんま疹」が出ることもあります。一方血液検査により、原因の手がかりを調べることが可能なときがあります。
必ずしも誰にでも「じんま疹」を起こす訳ではなく、ある種の過敏体質と外的要因が組合わさった時に症状が現れることがあります。最近、小麦製品、エビなどの特定の食物を食べた後、すぐに運動すると蕁麻疹、血圧低下、気分不良、呼吸困難などの症状(アナフィラキシー)を現し出す例があることが分かってきました。この場合は、原因食物か運動のいずれかを避けることで症状出現を回避することができます。
それに対し、1ヶ月以上もの間、毎日のように現れては消えるタイプの慢性じんま疹は、ストレスや環境要因などをきっかけに発症することがあるのですが、採血など検査をしてもほとんどは原因を特定できません。まれに甲状腺機能障害との関連性があるといわれており、これといった原因が定まらないのも特徴です。

治療法

じんま疹の病態には、マスト細胞という細胞の活性化とマスト細胞から遊離したヒスタミンを代表とする様々な生理活性物質が重要な役割を占めています。このため治療には抗ヒスタミン剤が有効です。初診時は抗ヒスタミン剤の内服・外用を開始し、効果判定に1から2週間程度の期間の後に再診をおすすめしています。再診時に軽快していなければ抗ヒスタミン剤の増量もしくは変更と共に場合によっては基礎疾患確認の採血をすることがあります。その後およそ1週間で再々受診して病状と基礎疾患の評価と内服の検討をします。再診時軽快していれば、どれほどの期間で軽快したかによって治療終了にするか、追加処方で様子観察するか、長期処方(2から3ヶ月)をするかを判断します。

注意点

  • じんま疹が出ている時は、体を刺激するようなアルコール摂取、熱いお風呂、激しい運動は控え、十分な睡眠を確保し精神的なストレスを避けましょう。
  • 患部を引っかいたり、こすったりしないように心がけてください。
  • 日頃から疲れやストレスを溜めないように、規則正しい生活を心がけましょう。
    寒冷で誘発される寒冷じんま疹、日光の影響で出現する日光じんま疹では保温や遮光を心がけましょう。

よくある質問

じんま疹は遺伝しますか?
じんま疹は他の人にうつることはなく、特殊なじんま疹である遺伝性血管浮腫を除いて遺伝することは通常ありません。ただ、アレルギー性じんま疹の人で、いろいろな物質に対してアレルギー反応を起こしやすい体質がある人では、その体質はある程度遺伝する傾向があります。しかし、全てのアレルギー体質が遺伝するわけではありません。
内臓の病気があるとじんま疹になりやすいのですか?
多くのじんま疹は突然現れ、消えてはまた現れるということを繰り返すため、内臓の病気の反映と思われやすいものです。一部の症例では、甲状腺疾患、ウイルス性肝炎、胃炎などが背景にあってじんま疹が起こりやすくなるケースはあります。
また、膠原病や血管炎などのように、皮膚を含む全身の病気の一部としてじんま疹が現れていることもあります。しかし大部分のじんま疹は内臓の病気とは関係なく、いくら詳しく内臓の検査を行っても、じんま疹につながる手がかりを得ることができません。じんま疹における一つ一つの皮膚症状が数時間以内に消え、かつ皮膚以外に自覚できる症状がないとしたら、じんま疹があるからといってすぐに内臓の病気を疑う必要はありません。

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