診療時間・休診日

042-398-7677 042-398-7677

MENU

口唇ヘルペス

口唇ヘルペスとは

単純ヘルペスウイルスの初感染(初めて感染した場合を云います)、再発(初感染後、体に潜んでいたウイルスが、再活性化して症状が現れる場合を云います)により、皮膚や粘膜に小水疱やびらん(ただれ)を主体とする病変が生じます。初感染は、ウイルスに対して免疫を持っていないために高熱などの全身症状を伴い、ひどい症状になることがありますが、多くの場合初感染の時は無症状です。再発は、既にウイルスに対して免疫が出来ているので一般に軽症になります。
単純ヘルペスウイルスは体のどこでも感染します。部位別に、ヘルペス性歯肉口内炎、口唇ヘルペス、顔面ヘルペス、角膜ヘルペス、性器ヘルペス、ヘルペス性ひょう疸(手指に感染したもの)、殿部ヘルペス、ヘルペス性脳炎などと呼ばれています。
口唇ヘルペスに感染するサインとして口周りにピリピリ、チクチクとした違和感が出ることが知られています。その後患部が赤くなって水ぶくれができ、痛みを伴います。その後「かさぶた」になって治癒します。
口唇ヘルペスは再発しやすく、抵抗力が弱った際に出現して治るのを時々繰り返します。

原因

ヘルペスウイルスによる感染症です。ほとんどの方は幼いころにヘルペスウイルスに感染する場合が多く、ヘルペスウイルスは、一度感染すると体の中の神経に潜み、ずっとそこで生き続けます。そして、風邪をひいて体の抵抗力が弱った時や、紫外線、ストレス、疲労などきっかけに再活動し、神経を伝わって皮膚や唇に出てくることによって発症します。

治療法

軽症の場合、抗ヘルペス薬(アシクロビル、ビダラビン)の外用を行いますが、原則的には、抗ウイルス薬の全身投与が基本です。近年米国のFDAで、市販薬として抗ウイルス薬外用薬の使用に対し、耐性ウイルスの出現を増加させるおそれがあるとして警告を発しております。
初感染や中等症の場合には、抗ヘルペス薬(アシクロビル、バラシクロビル)の内服を行い、重症例や免疫不全者では抗ヘルペス薬(アシクロビル、ビダラビン)の点滴静注を行います。細菌の二次感染を伴うことがあるので抗生物質の全身投与または外用を行うこともあります。

注意点

特に発疹が出ている時は、周囲の人への感染を防ぐため、子供に触れないようにし、タオルや食器などは共有しないようにしてください。
水ぶくれが出来ているときは患部にヘルペスウイルスが増殖しているので、患部に触れた場合はよく手を洗ってください。
単純ヘルペスウイルスは初感染後に知覚神経節の神経細胞核中に遺伝子DNAの形で潜伏し、発熱、紫外線、性交、歯科治療などの刺激やストレスや悪性腫瘍合併を含めた細胞性免疫の低下などで潜伏ウイルスが増殖してHSV-1は主に上半身に、HSV-2は下半身に発症します。

よくある質問

他人にうつる病気ですか?
ヘルペスウイルスによる感染症の為、うつる病気です。キスや性行為による接触感染が有名ですが、タオルや食器など使用したもので間接的に感染することがあります。
自然に治りますか?
口唇ヘルペスは患部を清潔に保っていれば自然治癒することもあります。しかし、他人に感染する可能性があること、放置していると痛みを伴うことがありますので、唇の違和感や水ぶくれができた際は皮膚科を受診することをおすすめします。
抗ウイルス薬を飲むと、潜伏しているウイルスも除去できますか?
抗ウイルス薬はウイルスが増殖するのを抑えるだけで、神経内に潜伏しているウイルスを完全に除去することはできません。
どのように感染するのでしょうか?
単純ヘルペスウイルス感染症は主に接触感染します。単純ヘルペスウイルス1型と単純ヘルペスウイルス2型に分けられます。単純ヘルペスウイルス1型は水疱、びらん面などの病変部や唾液などとの接触感染や飛沫感染、またはウイルスに汚染された手指や器具などから感染します。飛沫感染というのは、くしゃみ、せき、会話などの際に飛沫dropletが放出され、すぐ近く(1m以内)にいる人の皮膚や粘膜に直接的に散布されて感染が起こることをいいます。単純ヘルペスウイルス1型は思春期までにほとんどが感染し、抗体を保有するとされていましたが、最近では初感染年齢が高くなり、成人に達しても単純ヘルペスウイルス1型の抗体保有率は45%程度です。
単純ヘルペスウイルス2型は主として性行為で感染し、性の乱れや経口避妊薬の使用でコンドームを使用しなくなったことなどから、成人の初感染が増加しています。また、単純ヘルペスウイルス1型に罹患していても、単純ヘルペスウイルス2型に感染しますが、この場合無症状のことが多いです。

TOPへ