水疱瘡

水疱瘡(みずぼうそう)とは

水疱瘡は、かゆみをともなう水ぶくれが身体全体に現れる感染症の一種です。
1~4歳までの子供がかかりやすいですが、10歳までにほとんどの子供が感染するとされています。
症状としては、顔や頭、首周り、胴体にかけて赤みを帯びた発疹が多数出現します。一般的 には発熱後に発疹、水疱が出て「かさぶた」ができます。発熱は3日~4日程続き、倦怠感、食欲不振、頭痛などの症状がみられます。
次に小さい赤いぶつぶつの発疹が数百個、次々と出現します。まず腹部や顔にあらわれ、3 日後ごろには発赤、水疱、「かさぶた」が同時に見られるようになります。見た目はあせもや虫刺さされに似ていますが、徐々に発疹が膨らみ、水ぶくれになるのが水疱瘡の特徴です。この時期には、発疼が身体のあらゆるところに広がり、強い痒みを伴います。
水泡のかゆみが我慢できないからと掻きむしってしまうと、化膿して治癒した後も痕が残ることがあるので注意が必要です。
最後に水疱がだんだん「かさぶた」なり、はがれ落ちていきます。約1週間ですべてが「かさぶた」になりますが全ての「かさぶた」がはがれ落ちるまでは3週間ほどかかります。

水疱瘡の主な原因

水疱瘡は「水痘帯状疱疹ウイルス」という極めて小さなヘルベスウイルスの一種が原因で発症します。
水痘ウイルスは、麻疹(はしか)、結核と同様に空気感染する感染症として知られており、 空気中に漂うウイルスを直接吸い込むだけでなく、咳やくしゃみなどを吸い込む、水ぶくれの汁などに触れることでも感染します。空気感染での感染力は非常に強く、すれ違っただけでも10人に1人は感染するといわれています。特に弟や妹などの乳幼児がいる場合、同室内にいるだけでも感染を起こす可能性があり免疫を持っていないと9割以上の確率で発症するといわれています。
なお、水疱瘡を発症した場合、二次感染を予防するため、全ての発疹が「かさぶた」に変わるまで出席停止になります。

治療方法

水痘帯状疱疹ウイルスの抗ウイルス薬であるアシクロビルやバラシクロビルを水痘が発症した後速やかに投与することによって、水疱の数と持続、かゆみ(そう痒感)の持続、発熱の期間の短縮などの症状の軽減が期待できます。水疱に対しては痒みを軽減して細菌の二次感染を防ぐことを目的とした軟膏(カチリなど)が処方されて塗布されることが一般的です。

注意点

帯状疱疹では、傷跡が残ってしまうというトラブルにも気をつける必要があります。水ぶくれの時期には、強く発疹の出ている部分を、あまりこすらないようにしてください。患部をこすって、水ぶくれとなって浮いている皮膚の表面をむやみに取ってしまうと、傷の治りが 悪くなることがあります。

よくある質問

水疱瘡には潜伏期間の潜伏期間はどのくらい?
―般的に2週間程度と言われています。
感染力が強いので、兄弟が水痕瘡になった際、他の子に症状がなくとも感染している可能性 があります。

水痘ワクチンはいつ受けるの?
平成26年10月1日から水痘ワクチンの定期接種が可能になりました。
水痘ワクチンの定期接種は、1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日までの子供が対象です。
接種回数は2回で、1回目の接種は標準的には生後12月から生後15月までの間に行います。
2回目の接種は、1回目の接種から3月以上経過してから行いますが、標準的には1回目接種後6月から12月まで経過した時期に行います。
また、水痘を発症したことがある方はすでに免疫を持っているので、接種する必要はありません
潜伏期間でも予防接種をしてもいいですか?
水痘ワクチンは、たとえ自然感染の水痘の潜伏期中に接種したとしても、ワクチンの副反応が強まることはありません。
しかし、水痘の潜伏期は2週間程度なので、潜伏期の後半に接種した場合には、ワクチンウイルスは自然感染の水痘ウイルスの干渉を受けて、予防効果を発揮できなくなります。
水痕瘡の抗体を持っていない人がウイルスに接触したとき、接触から72時間以内に予防接 種を受ければ発症を予防、または症状を軽くできるとされています。その予防効果は約80%といわれています。
ですから、水痘に罹患した方と接触後3日以内に予防接種を行うことが効果的です。
帯状疱疹の患者と接触して、水痘ウイルスに感染する心配はありますか
帯状疱疹ウイルスは,水痘ウイルスとDNAが全く同じです。帯状痼疹の患者に接触した場合,水痘になることはありますが、帯状疱疹の患者から感染する率は低いと考えられてい ます。

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