水虫

水虫とは

水虫とは通称で、正しくは「白癬(はくせん)」と言います。白癬菌という真菌(カビ)のが皮膚に感染することで発症します。
水虫は足だけの病気ではなく、手や頭部、体や陰部など、全身の皮膚にも発症します。一般には足の白癬を「水虫」、体の白癬は「たむし」、陰部の白癬は「いんきん」などと呼ばれています。また、爪の間に感染した場合は、爪白癬「爪水虫」と呼ばれています。爪が濁ったような白色に変形したり、盛り上がって分厚い爪になったりします。もちろん他の爪や他人にもうつるので注意が必要です。
日本の疫学調査では感染している人は20から25%もの頻度と報告されました。足白癬は夏に増加し、冬には減少しますが、爪白癬は1000万人以上で季節変動ありません。
白癬菌に感染した患部が触れた場所に触れた物を通して他の人にうつり、皮むけしたり、粉をふいたり、水疱ができたりするのが特徴です。

原因

白癬菌というカビが皮膚に感染することで発症します。カビの一種の為、湿度が高く温度が高いところで繁殖しやすく、お風呂の足拭きマットや・スリッパ、プールでの感染が多いとされています。白癬を生じる糸状菌は世界に40種類以上存在しますが、日本ではこの内10種類ほどが人に感染症生じることが知られています。白癬菌はケラチンというタンパク質を栄養源にして生きているカビなのでケラチンが多く存在する部位ではどこでも感染します。また、ケラチンが変化した毛や爪にも感染することがあります。白癬菌は人ばかりではなく動物にも感染し、動物から人に感染します。白癬菌が付着しただけでは感染しないので、感染が予想されるような場所に行ったときは足だけでなく全身を石鹸やボディソープで洗い付着した白癬菌を落とすことが重要です。

治療法

皮膚の角層に感染した白癬は、抗真菌作用を有する塗り薬をきちんとつければ、良くなります。しかし角層がかなり厚くなっている角質増殖型と呼ばれる病型や、白癬菌が髪の毛や爪に寄生している場合は、飲み薬を飲まないと治りません。飲み薬は全ての白癬に有効ですが、副作用や他の薬剤との飲み合わせの問題があるなどの欠点もあります。
 体部白癬や股部白癬は塗り薬を2週間程度つけ続ければ治ります。しかし足白癬では、自覚症状がない部分も含め、指の間から足の裏全体に、最低4週間毎日治療を続けないと治りません。しかし角質増殖型以外の通常の足白癬では抗真菌薬の外用で良くなるので、良くならない場合は、足白癬でない可能性があります。

注意点

水虫かな?と思ったら、すぐに皮膚科専門医に相談しましょう。
家族にうつさないように、お風呂のバスマットやスリッパは個人専用のものを使用し、部屋の掃除機がけをこまめに行いましょう。

よくある質問

水虫は治らない病気ですか?
確かに感知するまで時間がかかる疾患ではありますが、検査で水虫菌を確認し、適切な治療を根気よく続ければ治ります。ただ、一度完治したとしても、再発しやすいので注意が必要です。
薬局の市販薬で治りますか?
治らないとはいいませんが、抗真菌薬は長く使用する必要があるので、市販の薬剤で治ったと思ってやめてしまうと完治しません。また、病院・クリニックでは本当に水虫菌がいるか検査できますので、水虫かな?と思ったら市販薬の使用を一度中止して検査を受けてください。
水虫は痒みが出ますか?
水虫患者の多くは痒み症状がありません。むしろ痛くもかゆくもないケースの方が90%程度に上るとされています。

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