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りんご病

リンゴ病(伝染性紅斑:でんせんせいこうはん)とは

リンゴ病は、両ほほに紅斑が生じることを特徴とし、幼児・学童に多い急性のウイルス性疾患です。両ほほが、リンゴのように赤くなることから、よくリンゴ病と呼ばれてますが、正式には伝染性紅斑といいます。
リンゴ病の原因は、ヒ卜パルボウイルスB19というウイルスです。学童期(6~12歳)に罹ることが多く、春から初夏にかけて、保育施設や幼稚園、学校などで流行します。通常は経気道感染で鼻水、咽頭からの飛沫感染が多いと言われています。接触・飛沫感染すると考えられていますが、発疹が現れた時には、既に抗体が産生され、伝染力はほぼ無くなると言われます。 症状としては、はじめに風邪のような症状(発熱、筋肉痛、倦怠感)が出て、しばらくすると両ほほが赤くなり、その後、腕や太ももに発疼ができます。発疹は、はじめはポチポチとした斑点のようですが、だんだんと中心部が薄く、まわりを赤く縁取ったレース模様のよう になるのが特徴です。発疹は数日~1週間で消えますが、日光や入浴などの刺激により再出現することがあります。
成人の場合、典型的な症状の両頬の蝶形紅斑は少ないですが、合併症である関節痛・関節炎の頻度は、小児では約10%以下ですが、成人男性では約30%、成人女性では約60%と高率です。
特に妊婦が感染すると、胎児水腫や流産の可能性があります。妊娠前半期は、より危険性が高いといわれていますが、後半期にも胎児感染は生じるとの報告があります。その他、溶血性貧血患者が感染した場合の貧血発作を引き起こすことがあり、他にも血小板減少症、顆粒球減少症、血球貪食症候群等の稀ですが重篤な合併症が知られています。

治療法

特異的な治療法はありませんので症状に対する対症療法のみを行います。また、予防としてのワクチンもありません。飛沫感染により感染するため咳エチケットや手洗いの励行で予防することで対処します。
発疹以外は、症状もなく元気なので、ふつうに生活すればよいでしょう。発熱など、他の異常がなければ、幼稚園 や学校を休む必要はありません。
胎児に感染しても貧血を引き起こし流産につながることがあるので、妊婦(特に中期) は、流行時期にはなるべく夏の夏風邪状態の子供などに近づかずに、手洗いをきちんとしましよう。また稀に関節炎、紫斑病、脳炎をおこすことがあります。

よくあるご質問

リンゴ病で何か注意すべきことはありますか?
リンゴ病は通常、ひどくなるような病気ではなく、ごく普通の風邪に加えて頬や手足が赤 くなるくらいのものです。ただし、妊婦さんが感染すると流産や早産などの原因になることがありますので、注意が必要です。
リンゴ病になったら、学校や幼稚園には行かせられないのですか?
症状が現れた時には、ほとんど感染力が無いので、学校・幼稚園・保育所などにおける登校・登園停止の疾患には入っていません。

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