2013.01.21更新

金沢大学の竹原和彦先生の「間違いだらけのアトピー治療」からの引用

アトピー性皮膚炎の発病のしくみは未だよく解っていないが、純粋なアレルギー疾患ととらえるのは誤りである。
 
 しかし、往々にして「私のアレルギーの原因を特定してください」という依頼が患者サイドから出ることが少なくない。
 アトピー性皮膚炎の診断基準においては、アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰り返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患であり、患者の多くはアトピー素因をもつ」と定義され、アトピー素因とは、①家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のいずれか、あるいは複数の疾患)、または②IgE抗体を産生しやすい素因」と記載されている。

 つまり、アトピー性皮膚炎の多くの症状は「乾燥肌を伴う敏感肌体質の人に生じやすい、アレルギーでない刺激反応を主とする慢性の皮膚炎で、アレルギー反応は悪化過程の一部に関与しているにすぎない」とかんがえている。

→確かにアトピー性皮膚炎をアレルギーと考えがちです。純粋なアレルギー疾患ではないとする、このスタンスが臨床にはかなりマッチしてると感じます。

投稿者: 医療法人社団SAKさかき皮フ科・外科クリニック

2013.01.18更新

金沢大学の竹原和彦先生の「間違いだらけのアトピー治療」からの引用

アトピー性皮膚炎の治療のゴールはすぐに完治させること??

アトピー性皮膚炎治療のゴールが究極的には完治であることは言うまでもない。しかし、完治のみを焦って夢見ても、なかなか治療がうまくいかないのである。患者さんに説明する治療のゴールは「当分の間、薬の力を借りてでも、周囲の人と同じような生活が何不自由なく送れることです」というものである。この状態を続けているうちに、何時しか薬の量が減り、治療をしなくていいようになり、完治に至るのである。
すなはち、アトピー性皮膚炎の治療のゴールは病気を十分にコントロールし、周囲の人と同じような生活を送れるための手段を習得することであり、完治はとりあえずのゴールの先に待っている、二つ目のゴールと考えるべきである。
アトピー性皮膚炎の治療はとは、絶え間なく起こる皮膚の炎症の制御であり、時間をかけてそれを繰り返していく内に、自然に完治するのである。アトピー性皮膚炎の患者さんは、「アトピー性皮膚炎のために生きる」のではなく、「生きていくために、アトピー性皮膚炎と付き合うすべを学ぶ」べきなのです。

→人生、生活すべてがアトピー性皮膚炎治療にならないように、うまくコントロールするすべを伝えていきたいと思います。

投稿者: 医療法人社団SAKさかき皮フ科・外科クリニック

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